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高尿酸血症・痛風治療について

高尿酸血症は、「生活習慣病の入り口」といわれ、糖尿病や高血圧、脂質異常などの生活習慣病を合併しやすいといわれています。この50年間の間に、20代でも尿酸値が高い人が増え、痛風発症のピークも30代と若い世代の増加が目立っています。

高尿酸血症は食生活を改善し適度な運動を心がけ、必要であれば薬物療法で尿酸値をコントロールしていく必要があります。尿酸値が高すぎる状態が続くと、ある日突然痛みや腫れなどの発作が起こります。これが痛風発作です。発作は数日で治まり次の発作まではまったく無症状なので、つい放置しがちになります。尿酸値をチェックして、生活習慣を見直しましょう。


20代〜30代男性に増加!

高尿酸血症とは

高尿酸血症は、血液中に尿酸という物質が増えた状態です。尿酸とは体内の細胞の老廃物で、通常は尿と一緒に排出され、血液の中の尿酸の濃度、いわゆる「尿酸値」の基準は、4.0〜7.0mg/dlくらいが正常範囲とされています。しかし、何らかの異常で尿酸がスムーズに体外に排出されなかったり、生産されすぎたり、あるいは両方の原因で尿酸値が7.0mg/dl超えてしまうと「高尿酸血症」と診断されます。


高尿酸血症の影響

高尿酸血症は生活習慣の影響が大きく、尿酸が増えるような生活は、血糖・コレステロール・中性脂肪も増えやすい生活である可能性があります。若い頃から尿酸値が高い人は、メタボリックシンドローム・糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病になるケースが非常に多くあります。これらの生活習慣病は、動脈硬化を進めて心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。

−痛風(痛風関節炎)−

体内で以上に増えた尿酸が関節や腱などに沈着して急性の炎症(痛風発作)を起こす病気です。痛風発作は足の親指の付け根に起こることが多いのですが、足の甲・かかと・ひざ関節・肩・ひじ・手指の関節などでも見られます。

−尿路結石−

尿酸の結晶で結石ができやすくなり、尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)にできます。大きな結石が詰まると、激しい痛みを起こします。

−腎機能障害−

尿酸が沈着することで動脈硬化も加わって腎機能が障害され、腎不全になる場合もある。

−動脈硬化症−

尿酸の直接的関与は証明されていないが、動脈硬化を合併することが多く、心筋梗塞や脳梗塞が起きやすくなる。


食事療法について

@標準体重(BMI22)を目安に減量しましょう

体重が増加すると血液中の尿酸値が上昇しやすいので、エネルギーの過剰摂取をひかえ、標準体重を目安に減量しましょう。(BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

Aアルコールの飲み過ぎに注意しましょう

アルコールは、体内で尿酸が作られるのを促進し、さらに尿酸が尿から排泄させるのを妨げるので、ひかえましょう。

Bプリン体のとり過ぎに注意しましょう

尿酸を作る原料となるプリン体を多く含んだ食品(鶏肉「レバー」、干物「マイワシ」、白子「イサキ・タラ・フグ」、あんこう「肝酒蒸し」、一部の健康食品「DNA/RNA・ビール酵母・クロレラ・ローヤルゼリー」)は、できるだけひかえましょう。また、豚肉「レバー」、牛肉「レバー」、カツオ、マイワシ、大正エビ、干物「マアジ・サンマ」も比較的プリン体を多く含む食品です。

C尿のアルカリ化と尿量の増加を心掛けましょう

肉類など尿を酸性化する食品は少なめにし、野菜や海藻など尿をアルカリ化する食品を多めにとりましょう。また、水分を多くとって尿量を増やし、尿酸を溶けやすくしましょう。

D塩分と脂肪分のとり過ぎに注意しましょう

漬物や干物は避け、めんつゆは残し、味付けは薄味にするなど、塩分のとり過ぎに注意しましょう。また、動物性脂肪や揚げ物・高脂肪の菓子などの食品もとり過ぎに注意しましょう。

E栄養のバランスに注意しましょう

毎食、主食(ごはん・パン・麺)+主菜(魚介・肉・卵・大豆製品)+副菜(野菜・海藻)をそろえて食べましょう。丼物の単品より定食類などをとるようにしましょう。


薬物治療について

高尿酸血症・痛風の薬物治療は、血清尿酸値が以下のように設定されています。

@
血清尿酸値が9.0mg/dL以上
A
血清尿酸値が8.0〜8.9mg/dLで、高血圧・脂質異常・糖尿病・虚血性心疾患・メタボリックシンドロームなどの合併症がある場合
B
痛風関節炎または痛風結節があれば、血清尿酸値が7.0mg/dLを超える場合

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