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心臓弁膜症について

死亡者数が多い心臓血管病というと多くの人は狭心症や心筋梗塞を思い描きますが、心臓弁膜症の患者さんは意外に多く、推定患者数は200万人といわれ、手術を必要とする患者さんは年間約1万人といわれています。心臓弁膜症は心臓の弁に不具合が生じ、動悸・息切れ・呼吸困難など、さまざまな症状を引き起こし最悪の場合は突然死に結び付くことも稀にあります。


心臓の弁の開閉機能に異常!


心臓弁膜症とは

心臓には左右の心室・心房の出口に4つの弁があります。その中で全身に影響を及ぼしやすいのが僧帽弁と大動脈弁で、その弁がうまく動かなくなる状態が「心臓弁膜症」です。その原因は、高齢化に伴い動脈硬化が増えています。


心臓弁膜症の症状

弁膜症には、弁の開きが悪くなる「狭窄」と、弁の閉じ方が不完全になる「閉鎖不全」とがありますが、狭窄と閉鎖不全が同時に起こるケースもあります。最も多いのは大動脈弁狭窄症と僧帽弁閉鎖不全症です。軽症であれば自覚症状はありませんが、いずれ、息切れ・呼吸困難などの心不全の症状が現れてきます。

−大動脈弁狭窄症(だいどうみゃくべん きょうさくしょう)−

左心室から大動脈へ十分な血液が送り出されにくくなり、左心室への負担が大きくなります。無症状の期間は長く続きますが、狭心痛・失神・心不全症状が現れたときには重症化していることが少なくありません。特に突然死する危険性があるので慎重な対応が必要となります。

−僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべん へいさふぜんしょう)−

左心室から全身へ送り出す際、左心房に一部の血液が逆流してしまいます。それにより、左心房内の血液量が増加し、全身に送り出される血液量が少なくなるため左心房が拡張します。急性発症の場合は、急激な肺高血圧・肺うっ血による呼吸困難が起こり、慢性的な場合は無症状な場合が多くありますが、左心室が次第に機能低下するため、息切れや呼吸困難が現れます。心房細動を高頻度で合併します。

−僧帽弁狭窄症(そうぼうべん きょうさくしょう)−

左心房から左心室へ血液が十分に流れなくなることから、左心房やその上流にある肺に負担がかかり、肺高血圧・肺水腫・右心不全・心房細動などを引き起こします。

−大動脈弁閉鎖不全症(だいどうみゃくべん へいさふぜんしょう)−

大動脈弁から左心室に血液が逆流することで、左心室が拡張し心肥大が起こります。無症状の期間は長く続く場合も多くありますが、左心室の機能が低下するにつれて狭心痛や心不全症状が現れます。

−三尖弁閉鎖不全症(さんせんべん へいさふぜんしょう)−

右心室から肺動脈へ血液を送り出す際、右心房へ血液の一部が逆流してしまいます。それにより、右心房内の血液量が増加し、全身に送り送り出される血液量が少なくなるため右心房は拡張します。それにより、肝臓が腫脹することもあります。右心房の拡張は、急速で不規則な心房細動を引き起こすことがあり、最終的に心不全を起こします。


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